スーパーに行くと、様々な植物油が売られています。
具体的に、どの油を、どう使っていけばいいのか、見ていきましょう!
油は3種類
大きく分類すると油は
・オメガ3の油
・オメガ6の油
・オメガ9の油
に分けられます。
とはいえ、どれか1つの成分が100%入っている訳ではなく、混ざっているので、比率が多いオメガの種類に合わせて分類します。
それぞれの油の特徴
オメガ3は
- 炎症、アレルギーを「抑える」
- 血の「流れを良くする」
オメガ6は
- 炎症、アレルギーを「促進する」
- 血を「固める」
と、オメガ3と6は、逆の働きをするのでバランス良く取ることが大切です。
オメガ6の、炎症やアレルギーを促進するのは、悪いことに見えますが、炎症やアレルギーは、ばい菌と戦う時に起こる反応なので、とても大事な働きです。
血を固めるのも、怪我をした時に傷口から血が出過ぎないようにする、とても大事な機能です。
現代はオメガ6の取りすぎ
オメガ3とオメガ6は、1:1〜1:4ぐらいでとるのが理想です。
しかし、あらゆる加工食品にオメガ6の植物油が使われているので、普通に生活していると、オメガ3とオメガ6の比率は、1:10〜1:40ぐらいになってしまい、オメガ6の取りすぎ状態になっています。
オメガ6は、炎症、アレルギーを促進する働きがあるので、取りすぎると体の防御反応が強くなりすぎて、花粉症や、化学物質へのアレルギーなどが起こりやすくなります。
花粉症で苦しんでいる人は気をつけてください。
オメガ3を意識してとろう
オメガ6は黙っていても食事をしていれば、どこかで取っているので、オメガ3を意識してとるのが大事です。
オメガ3の代表的な油は
- 亜麻仁油
- えごま油
- チアシードオイル
- 魚の油
です。
オメガ3はとても熱に弱いので、炒め物に使わず必ず生でとってください。
また、酸化しやすいので早めに食べきるようにしてくださいね。
僕は亜麻仁油をオリーブオイルと混ぜて、ドレッシングにして食べています。
オリーブオイル、亜麻仁油、醤油、塩胡椒だけで、簡単に美味しいドレッシングができるのでオススメです!
お好みで、黒酢やバルサミコ酢、粉ニンニクも。
いつも買っている亜麻仁油はコチラ
青魚の脂にもオメガ3が豊富に含まれているので、お魚を意識して食べてみてください。
焼き魚でも、量は減ってしまいますが、ちゃんとオメガ3は取れます。
オメガ9は?
オメガ9は、熱に強くて、酸化しにくい油です。
炒め物に使うサラダ油などはオメガ6のものが多いので、炒め物はオメガ9の油をオススメします。
オメガ9の油の代表的なものは
- オリーブオイル
- 米油
- 菜種油
- 紅花油
- アボカドオイル
です。
酸化に強いということで最近、米油を良く見かけるようになってきました。
僕は、いつも炒め物にはオリーブオイルを使っています。
安い油は、科学薬品や熱で無理やり油を搾り取り、最初から酸化している製品が多いです。
酸化した食品は、ガンや老化の原因になります。
紹介した油は、高価なものですが、1回で使い切る訳ではありません。
調味料は質の良いものを選んで、病院に払うお金を減らすようにしてみてください。
基礎的なアブラの話はコチラにまとめたので、基礎からしっかり知りたい人はついでにみてみてください。