瞑想をすると、頭がよくなります。
その仕組みと、正しい瞑想の方法を説明します。
悪口を言われたら、脳がそれをまに受けて、悲しくなります。
私たちの思考を支配しているのは脳で、その支配から逃げるのは無理なのでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、私たちは「自分が今、何かを考えている」ということ自体を認識することができるからです。
脳を監視している影の支配者がいるということです。
それは……
「反応ちゃん」です。
反応ちゃんは、刺激くんが用意したテレビでいつも外を見ていて「超おもしれ〜!」とか「むかつくー!!」とか、日々、反応しています。
楽しい!やムカつく!など、感情が起こるとき、電気のスイッチのように、一瞬で「刺激」から「反応 (感情) 」が起こっているように感じます。
でも、実は「刺激と反応の間にはすきまがあります」
瞑想をすると、この「すきま」が見えるようになります。
刺激と反応の間の「すきま」が見えるようになると、外からの刺激にすぐ反応しないで、一呼吸おいてから、冷静に客観的に対応できるようになります。
頭よさそうですよね?
最近の研究で、脳細胞は増やせることがわかりました。
その証拠に、道が複雑なロンドンのベテラン運転手の脳は、普通の人より大きかったそうです。
瞑想でも同じように、脳細胞を増やすことができます。
チベットの僧侶の脳も大きかったそうですよ。
次から、頭を良くする、正しい瞑想のやり方を説明していきます。
絵の通り、ポイントは3つ
- 脱力
- 呼吸法
- マントラ = おまじない
ポイント1. 脱力
反応ちゃんに、全神経を集中するために、完全に脱力します。
すると、居眠りをした時のように、重い頭から、ガクっと体が倒れますよね。
そこで、筋肉ではなく、バランスだけで座ります。
イメージとしては、背骨が綺麗に縦に重なって、その上に頭がちょこんとのる感じ。
頭は1.5kgぐらいあるので、バランスが大事です。
そして、下半身を安定させるために、座禅を組みます。
指は輪っかを。
これは居眠りに気づくためで、寝落ちする瞬間、指の輪が開くので、はっ!と目が覚めます。
ポイント2. 呼吸法
「鼻から」できるだけ吸います。
口ではなく「鼻から」。
そして、できるだけゆっくり「鼻から」息を出します。
息を出している時に、深い瞑想が訪れるので、できるだけゆ〜〜〜〜っくり出します。
ポイント3. マントラ = おまじない
よく、瞑想で「何も考えないでください」って言われます。
「普通、無理」ですよね。
なので、代わりに、意味の無いおまじない = マントラを頭の中で唱えて「何も“意味を”考えない」ようにします。
息を吸うときに「オ〜ン、ナ〜ム」
息を吐くときに「スバ〜〜ハ〜〜〜」
と唱えます。
「何も”意味”を考えていない」と、すぐあの刺激くんが、邪魔をしに来ます。
「鼻がかゆい!」とか「あの仕事はこうやれば良さそう!!」とか…
ここで、反応ちゃんに自分を戻して、刺激くんを追い出します。
刺激くんの雑念が入ってきても、そこに気づくのがとても大事なポイントです。
普段はこの刺激くんに夢中になっています。夢中になっていることにも気づかず。
反応ちゃんに戻すときは「考えない!」と思うと逆に気になって考えたくなるので「後で考えよう」と保留するのがポイントです。
これを繰り返すと、今まで無意識だった刺激くんの「発生」と「消滅」が意識できるようになります。
こうやって「刺激と反応のすきま」がはっきり意識できるようになります。
以上が、3つの瞑想のポイント
- 脱力
- 呼吸法
- マントラ
でした!
ただ目をつぶって、うたた寝をしていても「刺激と反応のすきま」は見えてこないので、これらを踏まえてやって見てくださいね。
1回の瞑想は1分からでもOKです。
大事なのは「続けること」です!
瞑想に興味が出てきたらコチラ
(2025/01/19 01:57:07時点 Amazon調べ-詳細)