こちらの記事で、塩分をとっても血圧はあがらないことを説明しました。
いい塩とわるい塩
じゃぁ、血圧あがらないならしょっぱいもの食べちゃうぞ!
の、前に!
使っている塩、良い塩ですか?
塩といっても良い塩と悪い塩があります。
精製塩 (悪い塩)
売られている塩のほとんどは、精製塩といって、海水から可能な限り不純物を取り除いた、塩化ナトリウム99.5%以上のほぼ塩化ナトリウムだけの粉で、食塩・食卓塩という名前で販売されています。
昔は、塩化ナトリウムの純度が高い塩ほど良い塩だと思われていました。
1971年から、精製塩しか販売できなくなった歴史と、工場で大量生産できるので安く手に入ることも重なって、一般的に普及しています。
ナトリウムの役割は?
ナトリウムは、カリウムとタッグを組んで、細胞に含まれる水分の濃度を一定にする役割があります。
精製塩で、純度の高いナトリウムをとると、カリウムとのバランスがくずれて、細胞の水分濃度を一定に保てなくなり、体調をくずす原因になります。
天然塩 (良い塩)
1997年から、精製塩以外も販売できるようになって、海水を天日干しした、昔ながらの塩、天然塩、が販売できるようになりました。
天然塩は、海がもっている様々なミネラルがそのまま残っています。
しかも、体が必要なミネラルを、必要な比率でもっている夢のような調味料なんです。
生き物は海から生まれたから、相性がいいんですね。自然の神秘です。
この塩で髪も洗っているので、まとめて6個セットを買っています。
塩で髪を洗う話はコチラに詳しくのせています。
醤油も、特に表記がない場合は、塩化ナトリウム99.5%の安い食塩が使われているので、注意が必要です。
僕は、天然塩が使われている、海の精の醤油を愛用しています。
どちらも、普通の食塩や醤油より高価ですが、口から入るもので体はできているので、とても大事な投資だと思います。
岩塩も体に良さそう、は間違い!
岩塩も天然で栄養がギッシリ詰まってそうですが、それは間違いです!
岩塩は海水の化石のようなもので、固まる過程でミネラルがなくなって、成分のほとんどはナトリウムです。
地域によってはミネラルが残っている場合もありますが、ミネラルはバランスが大事。
天然塩のようなバランスは望めないので、健康のためと思って岩塩を使っている人は気をつけてください。