今回は「亜硝酸ナトリウム」です。
不要なリスクを避けるために、食べ物の裏を見て、成分を確認する習慣をつけてくださいね。
亜硝酸ナトリウムとは?
亜硝酸ナトリウムは「発色剤」に分類される食品添加物です。
毒物や劇物を取締るための法律「毒物及び劇物取締法」で「劇物」に指定されています。
「劇物」というのは、毒性のある物質で、毒物よりは毒性が低いもの、という意味です。
主に使われている食品は
- ハム
- ベーコン
- サラミ
- 明太子
- たらこ
- すじこ
などで、くすんだ色を、美味しそうな色にするために使われています。
赤系の食べ物が多いですね。
亜硝酸ナトリウムのリスク
亜硝酸ナトリウム自体には発がん性が無い事が確かめられていますが、問題は、食肉に含まれるアミンと結びつくと、ニトロソアミン類という発がん性物質に変化する事です。
実際、明太子やたらこなどをよく食べる人ほど胃がんになる確率が高まるという疫学調査の結果があります。
国立がん研究センターの約10年間の調査結果によると、明太子やたらこなどを頻繁に食べている人の胃がん発生リスクは2倍以上高かったそうです。
国立がん研究センターの津金部長は
「塩分で炎症を起こした胃が、細胞を再生させるときに、食品に入って来た発ガン性物質がまざって、がん化させるのではないか」
と述べています。
添加物表示を見てみよう
実際に食品の成分を見てみると、亜硝酸ナトリウムはこのように表記されています。
添加物の書籍を見ると、最近はコンビニのセブンイレブンが安全な食品を提供するように頑張っているという記述を見るので、実際に見に行ってみました。
確かに、セブンイレブンの明太子おにぎりには亜硝酸ナトリウムの代わりに、天然着色料の紅麹色素を使っているので安全そうです。
しかし、ハムおにぎりやセブンブランドのウインナーなどでは相変わらず亜硝酸ナトリウムを使っているので、セブンだから安全だ、などど過信せず、必ず食品の成分を確認するようにしてください。
ちなみに、ファミリーマートの明太子おにぎりも見た所、ファミマの明太子おにぎりも亜硝酸ナトリウムを使っていなかったので、特別セブンが安全、というわけでもなさそうです。
亜硝酸ナトリウムを使っていないハムもあるよ
日本に売っているハムやベーコンのほとんどは、亜硝酸ナトリウムを使っていますが、一部では使っていないものもあります。
亜硝酸Naの表示なし。
リン酸塩(Na)は、粘着剤で、保水性をあげて口当たりや保存性をあげる添加物です。
大体のウインナーに入っていますが、特に危険な添加物では無いです。
イタリアの良い生ハムだと、清々しいほどの成分表示なので、そういうものを選べば間違い無いと思います。
イタリア産でも添加物が入っているものもあるので成分表示の確認は必ずしてくださいね!
オラの好きなのは青いから大丈夫だったでん。