今回は、ちょっとあやしい話をしたいと思います。
脳波をコントロールできる「バイノーラルビート」を知っていますか?
この、何やらあやしいバイノーラルビートの詳細と、僕が愛用しているバイノーラルビートを促すCDの紹介をします。
最後まで読んで、脳のパフォーマンスアップに役立ててみてください!
バイノーラルビートとは?
バイノーラルビートは、1839年、ドイツの物理学者ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ドーヴによって発見されました。
左右の耳に別々の周波数(違う高さ)の音を聞かせると、違和感を解消しようとして、左右から聞こえる音の、差の周波数音を脳が作り出すそうです。
この脳が作り出す、差の周波数音がバイノーラルビートです。
例えば、左耳に200Hz、右耳に205Hzの音を聞かせると、その差5Hzのバイノーラルビートが脳内で作られます。
バイノーラルビートに脳波が同調することも研究でわかり、脳梗塞の治療に使われたりもしているようです。
バイノーラルビートを発生させる音源や、発生させる技術自体も、バイノーラルビートと呼んでいる場合が多いので、紛らわしいのですがwikipedia(英語)によると、脳内で発生する差の音を指す言葉のようです。
脳波とは?
脳にはニューロンと呼ばれる沢山の神経が広がっています。
そして神経の中を小さな電気が走って情報を伝えます。
この、脳の中を走っている電気を頭に貼り付けたセンサーで測って、見えるようにしてみたものを脳波、と呼んでいます。
脳波という物質があるわけではありません。
体の状態によって、特徴的な脳波が出ていたので名前がついています。
- δ(デルタ)波:熟睡中に出る ( 0.5〜3Hz )
- θ(シータ)波:睡眠直前の深いリラックスの時に出る ( 4〜7Hz )
- α(アルファ)波:落ち着いている時に出る ( 8〜13Hz )
- β(ベータ)波:緊張やストレスがある時に出る ( 14〜30Hz )
瞑想が上手になり、深い瞑想に入れるようになると、まどろみ状態になって、シータ波が沢山発生します。
バイノーラルビートで、これらの脳波を誘導することができるわけです。
例えば、200Hzと210Hzの音を左右の耳にそれぞれ聞かせると、差の10Hzのバイノーラルビートが発生するので、α波(8〜13Hz)が誘導されてリラックスする、という仕組みです。
「バイノーラル」と「バイノーラルビート」は違う!
「バイノーラル」と「バイノーラルビート」は違うので気をつけてください。
バイノーラルは、そこにいるようなリアルな立体音を作る技術の事なので、検索するときは「バイノーラルビート」と調べるようにしてください。
バイノーラルビートは危なくないの?
脳波を変えるなんて、バイノーラルビートって危なそう、と思うかもしれませんが、音楽を聴いてリラックスしたり、感動したりと、音で脳波が変わることは普段から体験しています。
バイノーラルビートで廃人になった、、などという話も無いので危険性は無いと思います。
逆に、うつ病やパニック障害の治療に使われたりもしているようです。
ただ、バイノーラルビートに似たヘミシンクという技術では、意識をトランス状態(意識が極限まで集中した状態)に持っていって幽体離脱させる、という話も出てくるので、そこに入っていくと危ないかもしれません。
ヘミシンクについては、別の機会に紹介したいと思います。
Youtube, AmazonMusicで聴けるよ
YoutubeやAmazon Musicで「バイノーラルビート」と検索すると色々見つかるので、集中やリラックスなど目的に合わせて音源を試してみるといいと思います。
Immrama Instituteの紹介
Immrama Institute社は、独自のHarmonic Layering Processというバイノーラルビートの効果を高める技術を使ったCDを出しています。
YoutubeやAmazon Musicでバイノーラルビートを促す音を聴いてみるとわかるのですが、独特の耳鳴りの様な音で、気分が悪くなる人もいるかもしれません。
Immrama InstituteのCDでは、波や雨の音の中にバイノーラルビートを促す音をうまく入れることでその問題を解消しています。
聴いてみると雨の音が聞こえるだけで、独特の耳鳴り音が無いので快適です。
聴きながら作業をしていると外の雑音から遮断されて、早めに高い集中状態、いわゆるゾーンの状態に入っていけるので、いつも聴きながら仕事をしています。
内容は
- Clarity
- Focus
- Envision
の3曲で、リラックスしたい時、集中したい時、アイデアを出したい時、にそれぞれ聴くといいそうで、その時に合わせて聴き分けています。
左右で違う周波数の音がでるので、必ずイヤホンかヘッドホンで聴く様にしてください。
クリエイティブな作業でより高いパフォーマンスを出したい人にオススメなので、バイノーラルビートに興味が出た人は、ぜひ試してみてください。
このバイノーラルビートCDにノイズキャンセリングイヤホンを組み合わせると、さらに凄まじい集中力が生まれるので、こちらもオススメです!