「小さな習慣」
スティーヴン・ガイズ
心 が変われば 態度が変わる。
態度 が変われば 行動 が変わる。
行動 が変われば 習慣 が変わる。
習慣 が変われば 人格 が変わる。
人格 が変われば 運命 が変わる。
運命 が変われば 人生 が変わる。
このヒンズー教の教えがとても気に入っていて、人生をいい方向に変えていくには、習慣化が大きな近道だと思っています。
人生を変えるには毎日の積み重ねが必要だけど、習慣はその積み重ねの行動を、大して頑張らなくても自動でやってくれるからです。
習慣を使えば、いつも通り楽な事を優先していたら勝手に運命がいい方向に変わる、なんて事も!
悪い習慣だと、勝手に人生が転げ落ちるんですが。。
今回紹介する本「小さな習慣」は、誰でも簡単に習慣を作っていく方法を丁寧に教えてくれます。
習慣の仕組み
人の行動には主に2つの脳の部分が関係しています。
- 意識して行動をする場合は「前頭前野」
- 習慣のように無意識でする場合は「大脳基底核」
前頭前野は、意識してコントロールできる反面、エネルギーを沢山使ってすぐ疲れてしまいます。
大脳基底核は、あるパターンを自動認識して繰り返すだけの単純な仕組みですが、省エネで働きます。
この大脳基底核で繰り返されるパターン行動が習慣って訳です。
だから習慣は楽なんですね。
習慣になるには何日かかる?
大脳基底核の意識した行動を、前頭前野の無意識の習慣にしていくための唯一の方法は、みなさんもわかっている通り、同じことを繰り返すことです。
ではどれだけ繰り返せば習慣になるのか。
筆者は21〜30日と良くいわれる期間はウソで、ある実験から、18〜254日だと言っています。
要するに、モノによるってことですね。
モノによっては習慣にするために254日 = 8ヶ月以上続ける努力が必要になります。
習慣にできない理由
8ヶ月以上と思っただけで、もうくじけそうですが、実際、習慣を作るのは簡単じゃないですよね。
筆者は習慣にできない理由として
能力以上の大きな目標を立てるから
と言っています。
そして、
- 1日の大きな行動より、毎日の小さな行動が重要
- 少しでもする方が、しないより価値は大きい
ということで毎日できる小さな目標を立てることをすすめています。
小さな目標とは
本を毎日1冊読むぞ!と目標を立てても、仕事で遅くなったり、見たい番組があったり、今日は止めておこう…となりがち。
そこで、もっと小さい目標に変えます。
本を毎日2ページ読むぞ!
これならできそう?でも、今日は眠いから明日に。。
なら
本を毎日1行読むぞ!
これなら? いやいや明日朝早いので。。。
なら、なら、
本を毎日開く!
こうやって、これなら絶対できる!という小ささまで目標を変えたものが、小さな目標です。
でも、毎日本を開いて何の意味があるんだろう。。
そう思うかもしれませんが、物事は始める時に一番エネルギーが必要なんです。
これを乗り越えれば、ついつい欲が出て気づけば1時間読んでしまった、ということも起こってくると、筆者は言っています。
だから、まずその第一歩を100%起こせる、十分小さい目標が重要になってくるのです。
✖モチベーション、⭕意志の力
何かを始める時、やる気が出たら、とモチベーションについつい頼っちゃいます。
多くの行動や習慣の本でも、モチベーションのあげ方を紹介しています。
しかしモチベーションは感情なので、毎日揺れ動いて信頼できません。
習慣にしていくためには、毎日続けることが必要なので「意志の力」で行っていくしか無い、と筆者は言っています。
そのための方法についても、本の中で詳しく説明しています。
行動力や習慣の本は何冊か読みましたが、この本が一番、できそう!という感じがしました。
習慣は毎日の積み重ね。
運命を変えたい人は、ぜひ手にとって、今日からすぐ実践してみてください!
どんな習慣つけたらいいかな?についてはコチラの記事で
