カメラはじめます!
こいしゆうか
一眼カメラを買えば、自分の中に秘められた芸術的才能が爆発して、雑誌に載っているようなカッコイイ写真がバンバン撮れる!
と、夢に胸を躍らせて、2、3回シャッター音を響かせた後、静かにカメラをステージに置いて表舞台から去っていったみなさん!!
はい、僕もその負け犬の1人です。
5年ほど前、妻の仕事の関係でパリに長期滞在することになったので、思い切って会社を辞めて、8万弱の一眼カメラセットと入門書をもって意気揚々と異国の地に挑んでいったものの。。。
絞り?F値?? 何言ってんの??? (困惑)
ボタン多すぎない?AとかPとか何なのよ! (怒り)
そういう色じゃなくカッコイイ色で撮りたいんだけど。。 (失望)
全然後ろがボケないんだけど。。。。。 (絶望)
入門書が無味乾燥で、読み進める意欲がわかず、一眼だから思いのままに背景がボケてカッコイイ写真になるかと思ったら全然ボケず。
結局、オートモードでフツウニキレイな写真を数枚とって、携帯の方が軽いし、同じぐらい綺麗じゃない??
と、カメラを押入れにしまって早5年。
自分にはカメラの才能が無かった…..
と思っていたけど、自分の才能のせいじゃ無かった!
選んだ本が悪かっただけなんです。
なぜなら「カメラ始めます!」を読んだら、思い通りに撮れたから!!
僕は、今や一眼カメラが楽しくて楽しくて仕方ない。。。
あの時の夢が叶う日が来たんです。
この「カメラはじめます!」を読めば叶います!
みなさんもあの頃の夢を取り戻しましょう!
漫画 is 最強!
まずこの本の素晴らしいところは、漫画になっている所。
漫画はついつい読んじゃうんですよね。漫画の読ませ力って本当凄い。
本は読むためにHP130とMP75ぐらい用意しないとだめですけど、漫画はHP1でも読めちゃう。
そして、作者で主人公の「こいし」さんが、超初心者の読者の気持ちをことごとく代弁してくれるので
「そうそう!そうなんだよ!!!」
と共感の連続でぐいぐい読ませます。
はじめの方のページ、カメラを買いに行くところで、
「何もわかりません!そもそもデジカメってどれのことですか?」
から始まるので、誰でも安心して読めるハズです。
「たった3つ」を覚えれば最高のカメラライフが始まる!
始めに、いきなり、オートモードからの卒業とA(Av)モードでの撮影を言い渡されます。
きつい!
いきなり崖から叩き落される!!
と思いきや、コレがまさに、簡単に一眼を楽しみ尽くすための最短の道なんです。
A(Av)モードにして
- 絞り
- 明るさ
- ホワイトバランス
この3つをいじると思い通りの写真が撮れるようになるんです。
この本に興味を持った人なら、きっと、何のこっちゃ??でしょうけど、漫画をほんわか気軽に読めばすんなり理解できて、カメラを持って外に飛び出したくなります。
(昨日は、2時間ほど、34度の炎天下、カメラを持って歩き回っていました。)
この世の初心者向けカメラ本は、この本の爪の垢をドンブリ一杯食べて、お代わりして出直して来て欲しい。
それぐらい、この本は僕に衝撃と感動を与えてくれました。
基礎の先もしっかりサポート
A(Av)モードで3つのポイントをおさえて、思い通りのボケ、色味、明るさで撮れるようになってくると、もっとカッコ良く芸術的な写真を撮りたい!となるところ。
この本はしっかりソコもサポート。
- 基本的な構図のアドバイス
- 季節ごとの撮り方のコツ
- 動きのある写真の撮り方
- 撮りたい物に合わせた撮り方ガイド
などなど、ツボをキッチリギッチリ抑え切っていて、amazonレビューにも書いてあったけど、大概の人は、この本一冊でもう良いんではないか?と本気で思う。
最後には、気持ちが伝わる写真の撮り方、で締めていて、読み終わった後
「この世に何かを残せそうや。。。」
という確かな自信がわき起こっているはずです。
本当にありがとう、こいしゆうかさん(作者)
僕はこの本を何度も読み返しながら、当面は、道端に散らばる宝石箱を撮って回ろうと思います。
一眼カメラに夢見て敗れた沢山のみなさんも、この本なら、その夢キット叶います!
是非是非読んで、一生物の趣味を手に入れましょう!
本の言う通り撮ってみた写真