今回、速読教室に7ヶ月通って成果が出たので
「速読ってどんな原理なのか」
「速読教室では何をするの?」
などを詳しく紹介します。
速読教室に通ってみた
そこで、家から近かった「SP速読学院」という速読教室でちゃんと速読を学ぶことにしました。
選んだのは「スタンダードコース」で
- 1レッスン40分 x 30回
- 143,000円
良いお値段…。
とはいえ、いくら高くても、自分の身体能力が伸びるなら安いもんだと思ったので思い切って申し込みました!
スタンダードコースは「5倍速保証」となっています。
平均的な読書速度は600文字/分と言われているので、3000文字/分、最低読めるようになるってことですね。
僕は最終的に3000〜4000文字/分読めるようになった(難しい本は遅いので幅がある)ので宣言通りの成果がありました!
速読というと、ものすごく目を速く動かすイメージがあるので疲れそうですが、逆にSP速読学院の方法は、目の動きが小さくなるので、前よりも速く読めるけどあまり疲れなくなりました。
「SP式の」速読の原理
SP式の原理
を説明します。
その後に、livedoor newsに
「「速読」は科学的に不可能だと証明される。」
https://news.livedoor.com/article/detail/12898121/
という記事があるので、SP式と比較しながら、反論していきたいと思います。
ちなみに記事内容は要約すると
- 目を速く動かしたり、視野を広げるのは無意味
- 潜在意識で読む「フォトリーディング」なんて嘘
- 速く読めた人なんて実際には存在しない
- 速読は要するに飛ばし読み
という事です。
これから説明する内容は門外不出の秘術でも何でもなくて、SP速読学院創設者、橘 遵(たちばなじゅん)先生が詳細を書いた本を出しています。
教室を申し込むと、この本も付いてくるのですが、気になる人はチェックしてみて下さい。
読書の原理
「本を読む」というのは、目に入った文字がそのまま理解される訳じゃなくて
- 目で文字を見る
- 頭の中で文章を読み上げる
- 記憶から文章内の単語の意味を引き出す
- 理解する
という流れで本の内容が理解されます。
なので、①、②、③、それぞれを鍛えれば読書が速くなる、というシンプルな原理です。
それぞれをどう鍛えるのか、見ていきましょう。
① 「目で文字を見る」を鍛える
特に何も訓練を受けていないと、目でなぞるように文字を1文字ずつ読んでいると思います。
これをSP式では、複数の文字を一目に読めるようにします。
そのために、複数の単語を同時に認識する訓練と、広い範囲を見れるように視野の拡大訓練をします。
また、滑らかに素早く眼球が動くように眼筋強化訓練もします。
② 「頭の中で文章を読み上げる」を鍛える
「鍛える」と書きましたが、速度を上げるために頭の中で文章を読み上げるのを止めます。
読み上げているうちは
口で読める速度 = 読書速度の限界
になってしまうからです。
といっても、読み上げるのを止めるって、意識してできるものではないので、どうするかというと、読み取り速度をひたすら速くします。
読み取り速度が上がって口で読める速度を超えると、頭の中で読み上げなくなります。
なので②の特別な訓練は無くて、自然と頭の中で読まなくなる、が正解です。
③ 「記憶から文章内の単語の意味を引き出す」を鍛える
知らない単語は、何度読んでも分からないので、本を読んだ時に知らない単語を調べて、語彙を地道に増やします。仕方ない。
また沢山本を読んで同じ単語に出会うと、意味が引き出される速度があがるので、沢山本を読みます。
本を読まないのに速読を手に入れる、というのは、どんなに凄い筋トレ方法を覚えても、筋トレしないのと同じなので、これも仕方ないです。
以上の①、②、③のために、速読教室のレッスンと自宅訓練を半年ちょい続けて、僕は30文字ぐらいの文章を一目で理解できるようになりました。
本の1文は大体40文字なので、1行を2チラで読んでいく感じです。
上達すると、1ページぐらいは一目で認識できるようになって、見開きを2チラで読んでいく感じになるようです。
ここまで来ると本1冊は10分ぐらいで読めるそうな。
もう半年訓練したら、その段階にはいけそうな実感があります。
目を開けていると、見るつもりが無くても勝手に景色が目に入ってくるのと同じ感覚です。
livedoor newsの記事を検証
改めて要約を載せると
- 目を速く動かしたり、視野を広げるのは無意味
- 潜在意識で読む「フォトリーディング」なんて嘘
- 速く読めた人なんて実際には存在しない
- 速読は要するに飛ばし読み
です。
1つずつ見ていきましょう。
① 目を速く動かしたり、視野を広げるのは無意味
なぜ視野を広げるのは無意味なのか、記事には説明がなかったので分からないですが、SP式では視野を広げるのが大きなポイントの1つです。
視野を広げる事で、意味をしっかり理解しながら高速に読めるようになりました。
また、目を速く動かすためだけではなく、視野を広げつつ安定した読書速度を維持するために、眼筋を鍛える事は重要です。
この記事では、目を速く動かしても飛ばし読みになるだけ、とあり「意味を理解する速度は変わらない」という前提にたっているようなので、根本から間違っています。
視野を広げつつ、複数の単語を同時に認識できるように訓練することで、ひと目で理解できる文字の量は増えます(増えました)
② 潜在意識で読む「フォトリーディング」なんて嘘
SP式は、潜在意識で読むフォトリーディングではないので、知りません。
③ 速く読めた人なんて実際には存在しない
SP式は速く読みつつ、意味をしっかり理解する事を重視しています。
実際、速く読めたけど今までのちんたら読みと理解度は変わりません。
速く読めるようになったので、これは嘘です。
④ 速読は要するに飛ばし読み
実際に飛ばし読みの要領で10万文字/分みたいな神速をうたう速読教室もあるようですが、SP式は今まで説明したとおり、読書に必要な要素をそれぞれ鍛えることで、理解しながら速度を上げるので、明確に違う、と言えます。
速読教室では何やってるの?
速読教室では1コマ40分で、生徒のレベルに合わせたトレーニングを先生が用意してくれます。
各種トレーニングをこなした後、読書速度を測定することで、定量的に成長を確認・実感できます。
僕も、始める前はそう思っていたし、そう思う人用に、家で自分でやるお安いコースもあります。
でも、速読って筋トレに近い部分もありますが、どちらかといえばスイングフォームのチェックに近い部分が多いんです。
最初はぐ〜っと読書スピードが伸びて来ても、すぐ壁にぶつかって伸び悩む。
雲を掴むような感じでどうしたらいいのかもよくわからない..。
その度に、教室で先生に相談してアドバイスをもらう、というのが僕にはとても大きなブレイクスルーになりました。
あと、次の教室までに成長してないとマズイなぁと思って、頑張って時間を作って自宅トレをこなすモチベーションになるのもかなり大きなポイントです。
人間ってサボる生き物ですもんね…。
こういったことから、もし本気で速読をマスターするなら通うことをオススメします!
1冊10分で読めるようになるまで突き進みます!
この記事で興味がわいた方も是非挑戦してみて下さい。
ちゃんと頑張れば必ず成果はでますよ!
Jcomp – jp.freepik.com によって作成された background 写真